日本口琴協会

[公演日程] [ウリチ民族アンサンブル<ナニ>]  



ウリチ民族
アンサンブル<ナニ> 


■ウリチ民族
ウリチ民族は、極東アジア・アムール川(黒竜江)下流域に住む先住民族である。人口は約2000人。言語はツングース語系。日本で「山丹(サンタン)」と呼ばれた民族の子孫と考えられる。民族の自称は、「土地の人」を意味する「ナニ」。
古くからアイヌ民族との交易(山丹交易)を行っており、文化的にも熊送り儀礼や装飾など、アイヌ民族との共通点・類似点が多い。シャマニズムの影響が色濃く残る。 

■ウリチの楽器
シルパクタ[sirpakta]
1弦の擦弦楽器。馬の毛が張ってある。共鳴胴は、白樺の樹皮に魚皮張り。

ホルヂョクト クンカイ[kholdyokto kunkai]
アイヌのムックリに似た竹口琴。ウリチではシャマニズム儀礼に使用。

ムヘネ[mukhene]
金属口琴。 

ウンチフ[unchkhu]
本来は、シャーマンの使用する片面枠太鼓。

ウヂャヂュプ[udyadyupu]
熊送り儀礼に使用される。3〜6m程の丸太を吊るし、スティックで叩く。丸太の 両端には熊の頭が彫られている。

※ウリチの楽器についてもっと知りたい方は、口琴ジャーナルNo.8の特集「アムー ル川流域の諸民族の口琴」を
 ご参照下さい。
口琴ジャーナルNo.8の目次はここ。 


■ウリチ民族アンサンブル<ナニ>
今回は5名のメンバーで、ウリチ民族のさまざまな楽器、歌、動物や鳥の動きを模倣した舞踊、熊送り儀礼の音楽など、シャマニズムの影響を色濃く残す様々な芸能をご紹介すると同時に、鳥の動きを模倣した舞踊のワークショップ、ウリチ民族芸術の展示も予定しています。 


●来日メンバー
アンサンブル<ナニ>
ナヂェージダ ドゥヴァン
1950年ブラヴァ村生まれ
ハバロフスク芸術舞踊アカデミー卒
ヴィタ キャルンジーガ
1978年生まれ。舞踊、他
クスーシャ キャルンジーガ
1984年生まれ。舞踊
ヴィクトル ボンダレンコ
1954年生まれ
ハバロフスク州音楽院附属アンサンブル「極東」芸術監督
楽器
マクシム キャルンジーガ
1951年生まれ
ウリチ民族芸術家・彫刻家 

  

 


[公演日程] [ウリチ民族アンサンブル<ナニ>]