日本口琴協会オンライン定例会
2020年度から、月一度の「日本口琴協会定例会」は、オンラインイベントとして開催しています。口琴に興味のある人が大集合。Zoomを使用しています。
年度 2020 2021 2022 2023 2024

2020年度(第一期)
第1回日本口琴協会オンライン定例会
2020年6月27日(土)
Zoomで口琴製作者井戸端会議
当宮孝志(広島)・山崎隆史(山形)・小島りうじ(神奈川)の3名の口琴製作者がオンラインで集い、それぞれの口琴の製作のプレゼンテーション、ディスカッション、ギャラリーからの質疑応答などを行った。

■当宮 孝志(広島)
1972年6月6日、広島県生まれ。広島市在住。印刷会社勤務。1999年、喉歌と出会い、それがきっかけで口琴を知り魅了される。 口琴を収集しながら製作も始める。ある時、普段使っていた黒檀箸をヒントに、黒檀枠口琴を製作。その後、日本口琴協会の催しに製作者として参加。

■山崎 隆史(山形)
1976年3月3日東京生まれ。日本口琴協会会員。2000年から2009年までの約10年間、建築、人工衛星、鉄道、船舶などの模型製作を生業とする。その後、本格的に口琴製作に取り組むため、山形県に移住。「山吹」「桜吹雪」「喜矢根」「大宮仕様」「山猫」等のモデルの他、片手演奏用「山彦」、直川礼緒考案「直川式(橇)」「直川2式(知恵の輪)」の製作、「塩ビ管を駆使した各種口琴共鳴器の考案者としても知られる。

■小島 りうじ(神奈川)
1962年12月17日北海道生まれ。神奈川県在住。日本口琴協会会員広報室所属。目次伯光氏の口琴製作ワークショップを機に、2001年より製作開始。釘を素材とした「丁子」モデルで知られる。「割りピン(コッターピン)を利用した口琴の考案者。2008年サハ共和国ホムス製作コンペティション参加し、世界で二番目に小さい口琴を出展した。
第2回日本口琴協会オンライン定例会
2020年7月25日(土)
Zoomで助川太郎ライブ
「Zoomで口琴のオンラインライブをやったらどうなるのでしょう?」をテーマに、ギタリスト・口琴奏者 助川太郎が口琴の特殊奏法、シンセ口琴等を駆使したライブを展開。第2部では、日本口琴協会代表 直川礼緒と、実験セッションに挑戦。Zoomの画像の遅延や音の歪みと相乗効果を生み、新時代の世界が広がった。

■助川太郎 Taro Sukegawa ギタリスト、口琴奏者。
南米音楽を専門とするギタリスト業の傍ら、前衛口琴ユニット「P口琴ラボ」を結成。口琴なの特殊奏法やエフェクターを使用したコンセプト作品など数々考案。現在もギターを弾くステージの中で必ず口琴を演奏しながら活動中。2019年より口琴ワークショップも主宰。活動は http://www.tarosukegawa.jp/
第3日本口琴協会オンライン定例会
2020年8月22日(土)
Zoomで北川修一ライブ&イラン口琴事情報告会
イランの弦楽器タンブールを演奏する北川修一さんを迎え、第一部ではイランの口琴情報の紹介、第二部ではタンブールによるイラン音楽のライブ。

■北川修一(タンブール奏者)
2007年〜2018年イラン在住。 タンブールを アリーアクバル・モラーディら、セタールをディナ・サッファーリー氏に、タールをイーラジ・ダシュティザーデ氏らに師事。 現在は演奏活動のほか執筆活動にも従事しており、最近では『クルド人を知るための55章』(明石書店)において、クルドの楽器に関して1章を担当。
第4回日本口琴協会オンライン定例会
2020年9月26日(土)
Zoomで恵原詩乃ムックリ演奏スキルアップ講座
ムックリ演奏スキルアップ講座、ミニライブなど。ムックリ演奏に関するお悩みや、楽器に関するギャラリーからの質問も受け付けます。ムックリの基礎から上級テクニックまで、わかりやすく解説。

■惠原詩乃(えはら うたえ)アイヌ・パフォーマー
アイヌの口琴楽器「ムックリ」の演奏、歌や踊りを中心に国内外でアイヌ文化を伝える活動をしている。2009年に母が北海道清水町に「ハポネタイ」(母なる森)を構えたことをきっかけに、森をギャラリーにしたアイヌ作品の展示、野外ライブなどに取り組む。2013年にニュージーランドのマオリ族を訪ね、文化交流。2014年にはドイツで開催された国際口琴大会に参加。アニメ『ゴールデンカムイ』ではムックリのパートを担当。
第5回日本口琴協会オンライン定例会
2020年10月31日(土)
Zoomでカムチャツカ口琴事情報告会byりかお
ノボシビルスク国立教育大学で日本語教師を務める「りかお」が、今年(2020)8月に訪れたカムチャツカのコリャーク、エヴェンといった先住民族の口琴・音楽・踊りなどの最新情報をノボシビルスクからお届け。
りかお(日本口琴協会会員、シベリア支部)
「こどもの城」勤務時代に「鉄はうたう」スピリドン・シシーギン氏のライブで口琴に魅せられる。縁あって2015年9月からロシア連邦ノボシビルスク市在住。現在、ノボシビルスク国立教育大学に日本語教師として勤務する傍ら、各地を巡り、シベリアや極東の先住民族アーティストとの交流に勤しんでいる。
第6回日本口琴協会オンライン定例会
2020年11月28日(土)
Zoomで徳久ウィリアム ライブ
口琴奏者・倍音系ボイスパフォーマーの徳久ウィリアムによる実験精神あふれる口琴ライブ。口琴言葉による自己紹介に始まり、ブラックメタル口琴、etc. etc.日本口琴協会代表・直川礼緒とのセッションも。
徳久ウィリアム
VOIZBIZ代表。声の大学主催。コエダイr合唱団主宰。 早稲田大学卒業後、1999年から本格的に音楽活動を開始。
第7回日本口琴協会オンライン定例会
2020年12月19日(土)
みちのく口琴ひとり旅報告会by直川礼緒
9月末〜10月初めに、江戸〜昭和初期〜現代の口琴の足跡を尋ねて訪れた、いわき〜仙台〜角館〜秋田〜米沢の旅。そこで出会った口琴にまつわるさまざまをご案内します。
また、新企画「鉄口琴の部屋」の第1回として、小島隆二・当宮孝志・山崎隆史・尾引浩志・河内祥哉など、日本の口琴製作者の最近の動向とその作品をご紹介。
第8回日本口琴協会オンライン定例会
2021年1月30日(土)
「ビッキー&ももな」凱旋ライブ
日本を代表する中学生口琴奏者・ももなと、その師の倍音音楽家・ビッキーによるライブ。
2020年11月末〜12月初めにサハで開催されたふたつのオンライン口琴コンテストで優秀な成績をおさめた、ももなの演奏がたっぷり聞ける「凱旋」ライブ、ビッキーとの師弟デュエットも。

●ビッキー(尾引浩志) トゥヴァの倍音唱法「ホーメイ」やニ弦の弓奏楽器「イギル」、世界中に現存する倍音楽器「口琴」を操る倍音音楽家。元「倍音S(バイオンズ)」。最近は、口琴製作者としても活動を開始。
●ももな(遠藤桃菜) 小1の時、学童保育のキャンプで口琴に出会い、即刻尾引浩志に弟子入り。現在中2ながら、すでに7年間の口琴プレイヤーとしてのキャリアを持つ。最近は、生まれ育った小金井市で『口琴アイドルももな』として、イベントなどで活躍中!
第9回日本口琴協会オンライン定例会
2021年2月20日(土)
西村幹也 モンゴル口琴よもやま話
遊牧民、遊牧文化に魅せられて、30年以上。モンゴルの口琴事情にも詳しい、しゃがあ代表・西村幹也さんによる「モンゴル口琴よもやま話」。長年のフィールドワークで撮影された、口琴を使ったシャマニズム儀礼の様子、観光土産として現れた板づくりの口琴、口琴の自称第一人者との出会い、ゴビの女性口琴奏者の見事な演奏、トヴ県で発掘された骨製の口琴など、盛りだくさん。
第10回日本口琴協会オンライン定例会
2021年3月27日(土)
宿命の口琴対決 甘党vs辛党
パッケージに口琴が描かれたバター飴や羊羹などのスイーツ、口琴型のクッキー、パンやチョコレート、口琴のデザインされたケーキやティラミス。対するは、エチケット(ラベル)に口琴が描かれたお酒。その他食に関わる口琴を、市販品、手作り、特注品などのジャンルを問わず一挙ご紹介。参加者(の理解あるご家族による)手作り口琴スイーツも沢山披露されました〜。
2021年度(第二期)
第11回日本口琴協会オンライン定例会
2021年4月24日(土)
小島りうじ「口琴のようなもの」を語る
ヘアピン、ドアの把手、ハサミ、車止め…。口琴ファンなら必ず二度見する、「口琴のようなもの」とは一体?「日本口琴のようなもの協会」代表小島りうじが、めくるめく「口琴のようなもの」の世界へ皆様をご案内。100を超える参加品の中から、第1回「日本口琴のようなもの大賞」は、広島の当宮孝志氏の網針(あばり)に決定。小島りうじ特製「口琴のようなもの」(音叉)が送られました。
第12回日本口琴協会オンライン定例会
2021年5月29日(土)
臼井淳一 東南アジアの口琴と笙 第一部 「東南アジア内陸部の口琴」
東南アジア各地に分布する、口琴と笙。ベトナム在住の音楽家で、東南アジアの音楽と楽器の研究家でもある臼井淳一氏による報告会の第1回目。「東南アジア内陸部の口琴」と題して、中国雲南省・ラオス・ベトナム・タイ・マレーシア・インドネシア・台湾…、と各地の口琴を紹介。ホーチミン市からオンラインでお届け。口琴との共通点もある、不思議な楽器もいろいろ登場
第13回日本口琴協会オンライン定例会
2021年6月26日(土)
寺田麻央 「トゥヴァ滞在10数年中に目撃した口琴情報報告会」
喉歌ホーメイやホーミーが好きなら知らないものはない、南シベリアに位置するロシア連邦トゥヴァ共和国。トゥヴァ在住10数年、ホーメイ・トゥヴァ民謡教師の国家資格を持つ寺田麻央氏が、その滞在中に目撃した様々な口琴関連情報を、首都クズル市からオンラインでご報告。現地在住者の目で見たトゥヴァの口琴の実態とは。スペシャルゲストとして、サルグラル エヴゲーニイ(トゥヴァ共和国国民ホーメイ歌手・トゥヴァ国立オーケストラ所属・ホムスフェス2013優勝)が登場、見事なホムス演奏とホーメイを披露。
第14回日本口琴協会オンライン定例会
2021年7月31日(土)
臼井淳一 東南アジアの口琴と笙 第二部 「東南アジアに分布する笙」
日本の雅楽で使われる笙。その原型あるいは親戚と言える楽器は、東南アジア各地に、民族や言語を超え分布している。演奏方法(和音・単音・リズミック・メロディック)、用途(ポエットリーの伴奏、儀式の祭礼具、個人的な娯楽)、そして素材は多岐にわたるが、これらの異なる笙が歴史の中でどのように伝播・関連し合ってきたのかは、未だに明らかになっていない。楽器の構造的・製作技術的にも、笙のリードは口琴と非常に近い関係にあり、「笙」と「口琴」が同じ場所に見つかる事例も多数見られる。東南アジア各地の笙を訪問し、現地の楽器製作者・奏者と交流を深めてきた臼井淳一が、横断的な説明を試みる。ホーチミン市からオンラインでご報告。
第15回日本口琴協会オンライン定例会
2021年8月28日(土)
直川礼緒 「音程可変口琴の世界」」
口琴の振動弁の基本音はたったひとつ。それを口腔に響かせ、舌をはじめとする調音器官を駆使して、音色を変化させ、さらに倍音の変化によりいわば「疑似的な音程」を作り出すことにより音楽を奏でる。これが口琴の常識。
ところがここに、様々な欲求から、基本音自体を変化させることに挑む演奏者・製作者たちの存在がある。
「他の楽器と合わせるためのチューニング」や、「曲の途中で世界観を一変させる」などの目的のため、弁の先端の重りの着脱、複数の異なる音程の楽器の持ち替えなど、様々な技法が駆使され、また、それを容易に行うための仕掛けが楽器に施される。
極めつけ、演奏の最中に振動弁そのものの長さを変える機構を備えた口琴には、「固定された点を瞬時に移動する」という、両立困難な課題を克服するために考え抜かれた、卓越したアイディアと高度な技術の結晶を見ることができる。
今回は、世界各地の音程可変口琴のさまざまな工夫をあらためて紹介する。小島りうじによる、音響物理学的なプレゼンも。

第16回日本口琴協会オンライン定例会
2021年9月25日(土)
シラーヂ アーロン ライブ
口琴製作界のマッドサイエンティストを父に持ち、自らも国際的な口琴ムーヴメントの主要メンバーとして活動を続けるハンガリーの口琴奏者シラーヂ アーロン。オンラインでライブとトーク。自身が館長を務める、ケチケメート楽器博物館の展示室からお届け。
第17回日本口琴協会オンライン定例会
2021年10月30日(土)
磁石と口琴
口琴と磁石の関係を、多角的に追求。第1部「口琴の描かれたお土産マグネット」直川礼緒、サハをはじめ世界各国の、口琴の描かれたマグネットを紹介。第2部では当宮孝志が「鉄製の口琴に強力マグネットを取り付けたときの音の変化」を実践的にご紹介。第3部ではその音の変化を、波形解析やスペクトル分析の結果から小島りうじが理論的に解説。終了後のディスカッション中には、磁石を使った新しい音色変化奏法も参加者から報告されました。
第18回日本口琴協会オンライン定例会
2021年11月20日(土)
サハの口琴ホムスの楽しみ方入門
11月30日のサハの「口琴の日」直前の、(勝手に)関連イベント。世界で一番寒い国、ロシア連邦サハ共和国は、口琴を国民楽器とする唯一の国。そのサハの口琴音楽が本格的に日本に紹介されてから、30年が経ちます。
今回は初心に立ち返り、サハの口琴ホムスと、その音楽の楽しみ方を、1991年に初めてサハを訪問して、そこに住む人たちの口琴愛に度肝を抜かれた、日本口琴協会代表・直川礼緒がわかりやすくご紹介。

第19回日本口琴協会オンライン定例会
2021年12月18日(土)
駒ア万集 ライブ
ウズベキスタンでもその実力を認められた、ドゥタール奏者・駒ア万集(こまざき ましゅう)。その華麗な演奏テクニックと、美しい歌声をお届け。
教科書に載っている口琴など、ウズベクの口琴事情紹介も。
第20回日本口琴協会オンライン定例会
2022年1月29日(土)
「山崎口琴のすべて」&「口琴お手入れ相談室」
山吹・桜吹雪・山彦・山茸・山猫…。ユニークなネーミングと緻密な作風で海外にも愛好者が多い、山崎口琴。スタンダードな作品から、片手用口琴や、直川礼緒のアイディアに基づく「直川式」などのエクストリーム口琴、そして塩ビ管の口琴共鳴器まで、山形県在住の山崎隆史が、自らの口琴を語る。
また、製作者ならではの口琴のお手入れ方法も伝授。口琴の錆の落とし方の実演も。
第21回日本口琴協会オンライン定例会
2022年2月26日(土)
テレビで聞こえる口琴の音
テレビからあふれ出す、脱力系びよ〜ん音の正体とは?!口琴CMコレクターでもある小島めぐみが、テレビと口琴の関係について、長期にわたる調査の結果をご報告。私たちの脳には、口琴の音が刷り込まれている!
第22回日本口琴協会オンライン定例会
2022年3月26日(土)
引く・弾く・叩く 薄板状の口琴の系譜と分布
アイヌ民族のムックリや、バリのゲンゴン、フィリピンのクビンなど、竹・木・骨・金属などの薄い板で作られた口琴。紐を引く、枠を弾く、枠や弁を叩くなど、様々な発音方法があり、それによって構造も微妙に異なります。今回は、湾曲状の口琴よりひょっとするとより奥の深い、薄板状の口琴の、系譜と分布の謎に迫ります。
2022年度(第三期)
第23回日本口琴協会オンライン定例会
2022年4月23日(土)
口琴のれん会
「内」と「外」を柔らかく仕切る独特な仕掛け「暖簾」。そこに描かれた口琴を、ディープに楽しむ回です。
北海道観光土産をそのほとんどが占める、「口琴の描かれたのれん」。鶴・スズラン・黒百合・ハマナス・熊笹・マリモ・雪山・湖などのイメージをありったけ盛り込んだ「全部乗せ」から、非常にシンプルなものまで。演奏姿勢も楽器の表現もてきとーな物から、ある程度許容範囲のものまで。間違い探しが出来るほど、よく似ているけど微妙に違うものなど。直川礼緒の「口琴暖簾(のれん)」コレクションをご紹介します。

第24回日本口琴協会オンライン定例会
2022年6月4日(土)
回顧座談会「ホムス〜ぼくは頭をびょんびょんした」
〜巻上公一 日本の口琴ムーヴメントの創世期を語る

1998年1月、三軒茶屋のシアタートラムで「口琴と人形の音楽劇」と銘打って四日間に渡って上演された、「ホムス〜ぼくは頭をびょんびょんした」。スイスから「口琴の魔術師」アントン ブリューヒンを招聘、さらに朝比奈尚之(時々自動)、知久寿焼(たま)らを迎えた豪華な顔ぶれ。
この催しの作・演出・音楽・出演を担当した巻上公一(超歌唱家)が、当時を回顧。お相手は、口琴演奏監修・出演でこの作品に参加した直川礼緒(日本口琴協会)。当時のお宝映像や、ミニライブも。

第25回日本口琴協会オンライン定例会
2022年7月9日(土)
「第3回世界口琴名人コンテスト」結果報告会
2022年6月16日から17日の2日間にかけて、サハ共和国の首都ヤクーツクで開催された「第3回世界口琴名人コンテスト」。世界14か国(多くはオンライン参加)およびロシアの11の地域、そしてサハからは国内予選を勝ち抜いた9名の猛者を含め、計38人が口琴音楽の頂点を目指して厚い演奏を繰り広げた。今回「世界口琴名人」の名誉ある称号を勝ち取ったのは果たして?日本口琴協会代表・直川礼緒がご報告
第26回日本口琴協会オンライン定例会
2022年8月27日(土)
「第9回国際口琴大会(ドイツ・ベルリン)」報告会
2022年7月27日(水)〜31日(日)、ドイツはベルリンで、第9回国際口琴大会が開かれた。2014年の第8回大会から8年ぶりの開催。
ドイツはもちろん、オーストリア・英・仏・フィンランド・伊・リトアニア・エストニア・ハンガリー・ノルウェー・ウクライナ・ロシア連邦サハ共和国・アルタイ共和国・モンゴル・キルギス・台湾・チェコ・米・オランダ…と世界各地から口琴奏者・製作者・研究者が集合。日本からは、鈴木紀美代・郷右近富貴子・川上さやから4名のアイヌ民族ムックリ奏者に加え、口琴製作者・山崎隆史、日本口琴協会代表・直川礼緒らが参加。いったいそこでは何が?

第27回日本口琴協会オンライン定例会
2022年10月15日(土)
「世界口琴音樂節」参加と台灣口琴の旅報告会
2022年9月3日(土)〜4日(日)、台湾の埔里近辺の山中で、「第1回世界口簧琴音樂節」が開催された。
現在、台湾の若者の間で口琴が大流行。一方で、タイヤル、セデック、タロコ、アミなどの先住民の間にも、紐で引くタイプの口琴が伝統的に存在している。この二つの世界を融合/共存を試みた「世界口簧琴音樂節」とは、一体どのような催しだったのか。
大会でただ一人、国外から参加を果たした日本口琴協会代表・直川礼緒が、台湾の知られざる口琴事情をご報告。34年ぶりに訪れた台湾で、目の当たりにしたものとは。

第28回日本口琴協会オンライン定例会
2022年12月3日(土)
郷右近富貴子 「私がムックリを吹く理由」 
今年(2022)、サハ共和国の首都ヤクーツクで開催された国際的な催し「第3回世界口琴名人」に参加し、みごと9名の口琴名人のひとりに選ばれた、阿寒湖在住の郷右近富貴子さんにムックリにまつわるさまざまなお話を伺います。
ムックリとの出会い、世界口琴名人コンテスト参加秘話、ベルリンで開催された第9回国際口琴大会への参加の思い出と、同大会日本/北海道招致への思い…。ムックリやトンコリの実演あり。サビタやイタヤカエデなどの木製、そして煤竹製のムックリなどの聴き比べも。

第29回日本口琴協会オンライン定例会
2023年1月28日(土)
「小島家イタリアに行く〜イタリアの古い口琴、新しい口琴を訪ねる旅」報告会 
オンライン定例会zoomホストの湘南口琴島の小島家が、夏にベルリンで出会った二人のイタリア人を、12月のクリスマスシーズンに訪ねる旅の報告会。ボローニャの12世紀の塔に住む、シチリアのオールド口琴コレクターのファビオ トリコミ。ピエモンテ県の村に住む、若き口琴製作者ルカ。小島家が北イタリアで出会った驚きの口琴・口琴人間たちとは。
第30回日本口琴協会オンライン定例会
2023年2月25日(土)
魅惑のザキソフォン〜山崎隆史製作口琴共鳴器の世界 
「コルネット型」「チューバ型」「卓上スライド式(重すぎて携帯不可能なトロンボーン型)」「口琴型」…。2011年に生まれ、その後着々と進化を遂げてきた、山崎隆史の塩ビ管口琴共鳴器。その最新形態が、2022年7月に第9回国際口琴大会(ベルリン)で披露された第三世代の「バリトンサックス型」口琴共鳴器、その名も「バリトンザキソフォン」!口琴共鳴器の目くるめく世界を漂流する。
第31回日本口琴協会オンライン定例会
2023年3月25日(土)
「世界の口琴共鳴器 その歴史と意義」 
「口琴の音を大きく響かせたい…。」その思いは、人類共通の悲願として、古くから様々な解決方法が試みられてきた。その一つが、1930年代に特許申請されたジューザフォンJewsaphoneやフォノ ハープPhono Harpを代表例とする、様々な外部共鳴器の設置された口琴の開発である。
口琴の第一義的な共鳴器は、演奏者の口腔であることは言うまでもないが、それに加えて、もうひとつ別の共鳴器を備えた口琴は、ジューザフォンやフォノ ハープ、そして山崎隆史のザキソフォンに限らず、世界の諸地域で、様々なアイディアのものが見られる。それらを実物を交えながら紹介し、口琴共鳴器の開発に熱意を傾けた人々に思いを馳せ、口琴共鳴器の意義を考察する。

2023年度(第四期)
第32回日本口琴協会オンライン定例会
2023年4月22日(土)
「南インドの口琴最新事情」 
ガタム奏者T.H.ヴィック・ヴィナーヤクラームを師とする、南インドの口琴モールシン奏者の竹原幸一が、2022年暮れ、4年ぶりに再訪した南インドの口琴の最新事情をご報告します。2022年秋からのご自身の活動報告、T.H.ヴィック・ヴィナーヤクラームとその孫のカンジーラ奏者S.スワーミナータン招聘(3月末〜4月)の裏話。新しく発売された口琴「スンダル モールシン」や、尾引浩志製作の南インド風口琴の紹介も。
第33回日本口琴協会オンライン定例会
2023年5月27日(土)
「倍音音楽家・尾引浩志、口琴製作を語る」
「倍音S」「KAMOSU」などで活躍、口琴・喉歌といった倍音音楽の演唱者として知られる尾引浩志。2020年春、COVID19禍中「こじまりうじ」氏よりオンラインで口琴指導の手ほどきを受け、依頼ほぼ毎日のように口琴を作り続ける。
演奏者ならではの視点から作られた、高品質の口琴を生み出す彼の、口琴製作者としての活動にスポットライトを当てる企画。定例会開催の時間内に実際に完成させた一本は、じゃんけん大会の結果、ATさんの手に。

第34回日本口琴協会オンライン定例会
2023年6月24日(土)
「世界叙事詩フェス」参加とキルギス口琴の旅報告会
2023年5月17日(水)〜20日(土)、中央アジアはキルギス南部の町オシで、「第7回世界叙事詩フェスティバル」が開催された。 キルギスを代表する英雄叙事詩マナスの語り手や研究者をはじめ、サハ、ハカス、トゥヴァ、アルタイ、バシコルト、カルムィク、ロシア、カザフ、ウズベク、アゼルバイジャン、トルコ、イランなど、世界中から叙事詩関係者が大集合。
フェス終了後の21日(日)から4日間は首都ビシケクで、世界口琴名人(2022)クトマンをはじめとする知人を訪ねて口琴三昧の毎日。
5年ぶりにキルギスを訪れた日本口琴協会代表・直川礼緒が、キルギスの最新口琴事情をご報告

第35回日本口琴協会オンライン定例会
2023年7月15日(土)
りかお「トゥヴァのホーメイシンポジウムに参加して」
2023年6月7日(水)〜9日(金)、アジアのへそトゥヴァ共和国で「国際ホーメイシンポジウム」が開催された。
1992年に第1回、その後ほぼ3〜5年に一度の開催で、今年は第8回を迎えた「ホーメイシンポ」。コンテスト、研究発表、ワークショップなど盛りだくさんな内容で、オンライン参加を含め世界各地から多くの喉歌関係者が参加した。
日本人としては、コンテストに3名、研究発表に3名、開会のスピーチに1名が参加(うち2名の発表者がリアル参加、他はすべてオンライン)。このシンポジウムにリアル参加した、ノボシビルスク在住のりかお氏が、催しの様子をご報告します。

第36回日本口琴協会オンライン定例会
2023年8月19日(土)
アリビナのホムス演奏の秘密」
サハの強力なホムス・アンサンブルとして世界的に活躍を続ける「アヤルハーン」。その代表、アリビナ ヂェグチャリョーヴァ(世界口琴名人2011)は、2000年の日本口琴協会の招聘により初来日し、以来数度に渡って来日しています。
毎回、驚きの演奏テクニックを披露してきたアリビナ。2018年に東京で行われたコンサート「ホムス ― 銀の音の流れ」の記録映像を見ながら、彼女の口琴演奏の秘密に迫ります。

第37回日本口琴協会オンライン定例会
2023年9月16日(土)
湘南口琴島的臺灣口簧琴之旅」
2023年8月、猛暑の台湾を訪ねた湘南口琴島の二人(こじまりうじ&こじまめ)。花蓮縣在住の拉罕羅幸(Lahang Lowsing)から受けた台湾原住民・太魯閣族の口簧琴の製作ワークショップの他、花蓮、台北、烏來を周る旅の中で出会った、原住民族アートや書籍、博物館にある口簧琴(口琴)についてご報告。
第38回日本口琴協会オンライン定例会
2023年10月14日(土)
オンライン口琴ライフ報告会」
飯田茂樹「バグース!バリ島の口琴ゲンゴン」を予定していましたが、出演者急病のため、12月16日に延期。飯田氏が翌週バリから招聘する「バラワンバンド」のスケジュールを紹介するとともに、急遽、参加者各氏による「口琴ライフ報告会」を行いました。
第39回日本口琴協会オンライン定例会
2023年11月25日(土)
東家孝太郎「待ってました!浪曲と口琴!!」
倍音系浪曲師・東家孝太郎が、口琴浪曲をたっぷりと。演題は「パンを踏んだ子・令和日本版」、原作:アンデルセン、脚本:浦野とと。三味線:沢村まみでお届け。オープンチューニングのギター弾き語りによる「壺阪霊験記」、そして口琴や倍音と浪曲の関係についても。
第40回日本口琴協会オンライン定例会
2023年12月16日(土)
飯田茂樹「バグース!バリ島の口琴ゲンゴン」
バリのガムランはじめ、インドネシア各地、そして世界のユニークな楽器や音楽を発信し続ける飯田茂樹が、バリ島の椰子製の口琴「ゲンゴン」の最新事情をご紹介。複数の奏者が息を合わせて、複雑な組み合わせのメロディーとリズムを生み出すゲンゴン音楽の仕組みの簡単な解説、10月に来日した「バラワンバンド」、11月に来日したチアーットさんなど、バリの音楽家のゲンゴンの使用の実際も。
第41回日本口琴協会オンライン定例会
2024年1月27日(土)
ルカ ボッジオ&アレッサンドロ ゾルト 「蘇るリベッバ〜北イタリアの口琴復興」
北イタリアはピエモンテ州、ヴァルセージア地域に存在していた口琴リベッバribebba(リベバribebaとも)の復興と研究に情熱を注ぐ、ルカとアレッサンドロの二人が、リベッバの歴史とその製作について、図版やビデオを使ってご紹介。息の合った二人のデュオ演奏もお楽しみいただきます。シチリアやサルデーニャのものとは一味違う、もうひとつのイタリアの口琴文化に触れる貴重な機会。北イタリアの山中からオンラインでお届け。
第42回日本口琴協会オンライン定例会
2024年2月17日(土)
小学館の図鑑NEO「音楽」制作秘話
昨年11月27日に発行された、「小学館の図鑑NEO」シリーズ『音楽』。西洋音楽に偏ることなく世界の音楽を広くとりあげ、また美しい写真で紹介する世界各地の珍しい楽器も、実際に演奏されている数多の音楽家の愛器。しかもそのほとんどがQRコードで音が聞けるなど、今までにない編集で大好評を博しています。日本口琴協会代表・直川礼緒も、監修者の一人として、また「世界の口琴 大集合!」ページをはじめ、振り回し楽器・鼻笛・蘆笙などの楽器提供・演奏で参加。
今回の定例会では、この図鑑の制作スタッフの、小杉みのり・神森徹也・大藪百合の3名をゲストに迎え、図鑑『音楽』の概要紹介、「いかにして『口琴大集合』ページは誕生したのか」、口琴に限らず様々な楽器やその演奏の撮影・録音の様子を写真や動画で大公開、そして裏話も。
第43回日本口琴協会オンライン定例会
2024年3月30日(土)
「踊る口琴人形」
楽器を演奏する愛らしい人形は、世界中に様々なものがあり、人々の人気を集めています。
中でも独特な世界を繰り広げているのが、口琴奏者の人形。サハ、トゥヴァ、アルタイ、バシコルトスタン、そして日本…。世界各地の口琴人形が大集合、直川礼緒のコレクションからご紹介。ギャラリーからも、自慢の口琴人形や、自作の(?)口琴人形が参加。
2024年度(第五期)
第44回日本口琴協会オンライン定例会
2024年4月27日(土)
直川礼緒「ウポポイ・今日は一日ムックリざんまい!」報告会
2024年3月23日(土)白老のウポポイで、世界の口琴とアイヌのムックリをテーマとしたイベント「今日は一日ムックリざんまい!」が開かれた。講演・演奏・製作と演奏のワークショップ・製作実演・上映・展示など複合的な内容で、世界の口琴文化の紹介や、これまでの国際口琴大会の報告などを通して、ムックリを新たな視点で体験する一日(主催:公益財団法人アイヌ民族文化財団 協力:日本口琴協会)。
講演・展示・映像上映などを担当した直川礼緒が、イベント実現の経緯と、ムックリざんまいの一日の全貌をご報告。その前後にウポポイ周辺でみかけした、ムックリ情報も紹介。
第45回日本口琴協会オンライン定例会
2024年6月1日(土)
川上さやか「なぜ川上さやかはムックリを奏でるのか」
沙流アイヌ、鵡川アイヌのルーツを持ち、幼いころから歌や踊り、楽器に親しんできた川上さやか。「全道ムックリ大会」で3度優勝、口承文芸の語り手としても高評価を受け、現在はウポポイで芸能公演に従事。「札幌冬季アジア大会開会式」(2016)、「第9回国際口琴大会」ベルリン(2022)はじめ、国内外で活躍する若手のムックリ奏者は、何を思いながらムックリを演奏するのか。超絶技巧の演奏とお話を交えながら、その深層に迫ります。お母様の川上裕子さんも急遽特別出演、ヤイサマなど歌をいろいろ披露していただきました。
第46回日本口琴協会オンライン定例会
2024年7月27日(土)
「樺太アイヌの紐口琴の『棒』考」直川礼緒
2024年3月16日〜8月25日、、日本橋の高島屋史料館TOKYOで、「ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家 サハリン少数民族ウイルタと『出会う』」展開催。そこには、一本の樺太アイヌの竹口琴ム?クンが展示されている。
北海道アイヌのムックリとは異なり、その引き紐の先に付けられた長く太い棒は、どのような意味があるのか。サハリン北部のニヴフや、アムール川流域のウリチなどの諸民族の例を参考に、その機能と系譜をご紹介。
同資料館の館長・海老名熱実氏も参加、熱い意見交換を。
第47回日本口琴協会オンライン定例会
2024年8月31日(土)
「モンゴル口琴フェスティバル」参加報告会
2024年8月1日(金)〜3日(日)、モンゴルの首都ウランバートルで「第1回モンゴル口琴フェスティバル 遊牧民のリズム〜私のヘル ホール」が開催。
モンゴル各地のこどもから大人までの口琴奏者たちが、ソロで、そしてグループで、コンサート・コンクール・ワークショップ・研究発表などに参加。最終日の夜には、コンテストの受賞者たちが、チンゲルテイ地区の野外ステージでガラコンサート。サハからも、世界口琴名人スピリドン シシーギン、口琴博物館館長ドミートリイ ビャスティノフらが参加。
5年ぶりにモンゴルを訪れることとなった日本口琴協会代表・直川礼緒が、この驚くべきフェスティバルの状況をご報告。
第48回日本口琴協会オンライン定例会
2024年9月19日(土)
「光る君も耳にした?平安期の口琴を検証する」直川礼緒
紫式部や清少納言が活躍した平安時代。京都から遠く離れた武蔵の地では、鉄製の口琴が演奏されていた。
その証拠となるのが、埼玉県から3例、千葉県から1例発掘された、9世紀末〜10世紀初頭の口琴。いったいどこから来たのか。誰が演奏していたのか。何故千葉と埼玉だけで見つかるのか?もしかしたらこの時代に日本全土で演奏されていたのか?その後どのように使われるようになっていったのか?
数々の謎を呼ぶ平安期の4本の口琴について、あらためて検証。
第49回日本口琴協会オンライン定例会
2024年11月30日(土)
「口琴ゲーム『イソファガイズ』!首が伸び〜る食道おじさんと一緒に、次のステージを目指して口琴でゴー」ペイトン ブレイク
イソファガイズEsophaguys(食道esophagus×ヤツラguys)は、首が伸びる「食道おじさん」を主人公とする、おバカで楽しい協力型プラットフォーマー。コントローラーで頸動脈の揺れを制御しながら、一緒に伸びたり、噛んだり、振り回したりして、ミニゲームをクリアし、栄光の物語に船出しよう!
場面のいたるところに口琴が登場するほか、口琴音楽オンリーのサウンドトラック、3,000種類以上の「口を駆使して発せられる音」が効果音として使用されている、口腔および食道好きにはたまらないゲーム。
今年9月に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2024における「センス・オブ・ワンダー ナイト 2024」(“誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こす優れたアイデアのインディーゲーム開発者によるピッチコンテスト)で、グランプリを獲得。2025 年に PC、Nintendo Switch、Xbox で発売予定!
このゲームをデザインした、ペイトン ブレイクが、ウエスト ヴァージニアから楽しみ方をご紹介します。
第50回日本口琴協会オンライン定例会
2024年12月21日(土)
台湾『世界口簧琴音樂節2024』参加報告会」
台湾で「第1回世界口簧琴音樂節」(2022年9月3〜4日、南投県)が開催されて2年。第2回となる「世界口簧琴音樂節2024」が、規模を大幅に拡大して開催された。11月20〜24日の5日間、苗栗県の山中に、口琴の桃源郷が出現。若者の間で大流行の口琴をテーマに、タイヤル、アミ、セデックなどの台湾先住民の口琴奏者や製作者が集合。海外からは、モンゴル、カンボジア、日本(アイヌ)、ハンガリー、フランス、インドなどから口琴関係者が大集結。第1回に唯一の国外からの参加、今回も参加を果たした日本口琴協会代表・直川礼緒と、湘南口琴島のこじまめ・こじまりうじの計3名が、それぞれに体験した「口簧琴音樂節」をご報告。
第51回日本口琴協会オンライン定例会
2025年1月25日(土)
「第198回日本口琴協会対面!定例会『尾引浩志ライブ』の記録ビデオを尾引浩志と見る」
2024年10月31日、門前仲町Chaabee。装いもあらたにリアルで開催された、「日本口琴協会対面!定例会」の記念すべき第1回(通算198回)「尾引浩志ライブ」の模様を撮影したビデオを見ながら、演奏者本人が解説する、ディープな趣向。遠隔地の方、当日参加できなかった方、当日参加したけどもっと聞きたいことがある方など…に最適の企画!話は口琴演奏、口琴製作、倍音唱法など多岐にわたり、終了後の座談会では、1月のZoord来日公演の苦労話も。
第52回日本口琴協会オンライン定例会
2025年3月29日(土)
「Upopoy Music Festival 2025 ムックリざんまい」報告会 直川礼緒
2025年2月4日(火)〜11日(火)、アイヌ文化の復興・創造の拠点となる国立施設ウポポイ(白老)で、世界の口琴とアイヌのムックリをテーマとしたイベントが、去年に引き続き開催された。今回は、プレイベントとして1月15日(水)にハンガリーの口琴ユニット「ZOORD」のライブに始まり、本会期中はkapiw & apappo、阿寒口琴の会、Oki and Rekpoに加えてキルギスからUstatshakirt、南インドからMorsing Wavesと贅沢なゲストを迎えて連日のスペシャルライブ。さらに、工房でのムックリ製作体験、鈴木紀美代さんによるムックリ製作実演、国際口琴大会出場者によるトークセッション、世界の口琴展示と盛り沢山!
企画に協力した日本口琴協会代表・直川礼緒が、ムックリざんまいの日々をご報告。
第53回日本口琴協会オンライン定例会
2025年4月19日(土)
「絵本と口琴」直川礼緒
世界中の(?)こどもたちに愛される楽器・口琴。もちろん、絵本の中にも登場し、時としてとても重要な役割を果たします。サハ・トゥヴァ・沿海地方・オーストリア・ハンガリー・イギリス・台湾、そして日本…。世界各地の、口琴が登場する絵本をご紹介。