ψ世界中のさまざまな民族がもつ口琴。枠と振動弁からなる、ごく単純な構造ながら、国によって、民族によって、多様な形のものがあります。手のひらサイズの宝物、不思議な楽器・口琴の世界…。

ψ特別企画「鉄はうたう」は、2002年からこれまで12回、毎年、青山・こどもの城の造形スタジオで開催してきた、口琴の展示の催しです。

ψ今年度いっぱいでのこどもの城閉館に伴い、新たに四谷のギャラリーで、「鉄はうたう シーズン2」として開催。第1回は、シチリアとサルデーニャの口琴をテーマとし展示、トーク、コンサートなど、多角的に行います。
展示 exhibition
●「シチリアとサルデーニャの口琴」
ψイタリア西部の二つの島、シチリアとサルデーニャを中心に、イタリアの金属製口琴、口琴に関する資料
(パンフや写真、口琴の製作過程)、他の楽器(フリスカレットゥ<笛>やタンブレッロ<枠太鼓>などの
小型の楽器)等を展示。

ψ「鉄はうたう」(シーズン1)の歴史を振り返る、ポスター展も。

  期間:2015年1月10日(土)〜2015年2月10日(火)
      10:00〜18:00

   休館日:木曜日(1月15日、22日、29日、2月5日)

会場:四谷ひろば内 地下一階(旧四谷第四小学校)
      CCAAアートプラザ「手で見るギャラリー」
       新宿区四谷4-20 

無料

※展示会場では、写真等(携帯電話のカメラも含む)の撮影は禁止です、ご了承ください。

トーク talk
●「サルデーニャ島の音楽文化」&「シチリア島の口琴事情」
●日時:2015年1月25日(日)  14:00〜15:30 (13:30開場)
●会場:四谷ひろば内 地下一階(旧四谷第四小学校)
     CCAAアートプラザ
◆「サルデーニャ島の音楽文化」
■金光 真理子 Kanemitsu Mariko
横浜国立大学教育人間科学部准教授。専門は民族音楽学。東京藝術大学を卒業後、イタリア・ボローニャ大学へ留学し、サルデーニャ島の音楽・舞踊を研究。現在もバジリカータ州などの音楽を調査している。音楽学博士。
◆「シチリア島の口琴事情」
■直川 礼緒 Tadagawa Leo
1959年、石川県金沢市生まれ。日本口琴協会代表。2011年ロシア連邦サハ共和国で開催された第7 回国際口琴大会コンテストで、9名の「世界口琴名人」の一人に選ばれる。著書「口琴のひびく世界」(2005)、CD「西比利亜 発 電脳空間 行」(2011)、「ジャパニスタンの音楽」(2014)ほか。シチリアは、口琴フェス参加のため3度訪問。

コンサート concert
●「口琴の未来形?」コンサート
●日時:2015年1月25日(日)  16:00〜17:30 (15:30開場)
●会場:四谷ひろば内 地下一階(旧四谷第四小学校)
     CCAAアートプラザ
アイヌ民族のムックリ、フィリピン山岳地方のカリンガ族のクリファオから、口琴共鳴器マーチングバンド、口琴入り浪曲(本邦ほぼ初公開!)まで、口琴の始原から未来形(?)までをご紹介。シーズン2の開幕に相応しく、夢の口琴世界をにぎやかに繰り広げます。
プロフィール profiles
■惠原 詩乃 Ehara Utae
伝統的な歌・踊り・楽器のパフォーマンスやアイヌ文化を楽しく伝えるワークショップ、イベントでのMC、北海道の森の中でのアート展の企画・運営など、活動は多岐に渡る。ムックリ(アイヌ民族に伝わる口琴)の演奏には定評があり、ニュージーランドのマオリ族を交流訪問 した際には、現地の音楽 祭で観客を湧かせた。2014年1月、日本口琴協会定例会出演。同年8月、第8回国際口琴大会(ドイツ)に参加など、アイヌ文化を様々なかたちで表現する
■エドガー バナサン Edgar Banasan
1971年フィリピン、ルソン島北部、カリンガ州バリンシャガウ村生まれのカリンガ族。伝統的に用いられてきた材料の1つ「竹」を軸に活動する工芸家であり、竹楽器制作を得意とする音楽家でもある。都会に出て音楽活動をしていた時期もあったが、カリンガの村の中で伝統音楽が残されていくことの重要性・必要性を感じ、現在はバギオ(北ルソン島の中心都市)とカリンガを拠点に活動を行っている。
■山崎 隆史と彼の口琴共鳴器マーチングバンド
  Yamazaki Takashi & His Jew's Harp Resonator Marching Band
1976年東京生まれ。口琴製作者。日本口琴協会会員。2000年から2009年までの約10年間、建築、人工衛星、鉄道、船舶などの模型製作を生業とする。その後、本格的に口琴製作に取り組むため、山形県に移住。現在は山形県米沢市にて口琴製作を軸にした暮らしを営む。2014年8月、第8回国際口琴大会(ドイツ)参加。
■東家 孝太郎 Azumaya Koutarou
日本浪曲協会所属の浪曲師。入門前は本名岡山守治名義にて自称、倍音楽家。倍音唱法「ホーメイ」や倍音楽器「口琴」を用いてトラッドのみならず、オリジナル楽曲、数々のユニット、バンドでのライブ、音源制作を行う。2010年より日本の浪曲の倍音唱法に似た発声、節、語りが一体となったスタイルに惹かれ、二代目東家浦太郎が講師の読売カルチャースクール「浪曲入門」講座に通う。2011年5月、弟子入りを決意し、入門を許される。2012年2月、月一で行われている東家浦太郎の会にて初舞台。只今前座修行中。

■浪曲「赤馬の殿様」(脚本:稲田和浩) 曲師:片倉京子

口琴入り浪曲、本邦ほぼ初公開!
■直川 礼緒 Tadagawa Leo
2014年8月、ドイツで開催された第8回国際口琴大会のコンサートで、"He is crazy."と評された(いい意味で)、口琴の未来形(?)をご披露いたします。

チケットお申し込み tickets
●参加費:
<事前予約>  トーク+コンサート通し3,000円 
           トークのみ       1,000円
           コンサートのみ    2,500円  
<当日>     すべて500円増

(展示は無料です)

●お申し込み・お問い合わせ:日本口琴協会
下記の項目を明記の上、e-mailまたはfaxで、ご予約をお願いいたします。
支払いは、当日、受付にてお願いします。

■件名は「鉄はうたう」としてください。

■トーク+コンサート通し/トークのみ/コンサートのみ の種別
■人数
■氏名 
■ご連絡先(お電話番号)

●日本口琴協会 Fax 048-771-5092
           e-mail koukin@center.email.ne.jp

●会場へのアクセス access
四谷ひろば内 地下一階(旧四谷第四小学校) 10:00〜18:00
CCAAアートプラザ「手で見るギャラリー」
新宿区四谷4-20 
tel: 03-3359-3413
東京メトロ丸の内線 四谷三丁目駅 出口2 徒歩5分
都営地下鉄新宿線 曙橋駅 出口A1 徒歩7分
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