●カフェ ライブ
●日時:2023年3月16日(木) 開場 18:30 / 開演 19:00
●会場:東京 東中野 
Space & Cafe ポレポレ坐
  東京都中野区東中野441 ポレポレ坐ビル1F   tel. 03-3227-1445
●Access JR総武線 東中野駅西口徒歩1分
●料金 前売・予約 3,500円 当日 4,000円 +1ドリンク(500円) 禁煙・定員60名
人は何故ムックリを奏でるのか。
1本の竹の楽器をめぐって
三人の運命が今、重なり合う…。
■主催:日本口琴協会
■出店:ハポネタイ 口琴ショップびやぼん屋
●出演者プロフィール
UtaE ムックリ奏者

ハポネタイ代表。2009年に母とともに北海道清水町にハポネタイ(母なる森)を構え、現代を生きるアイヌの個人史採録とアイヌアートの展示やライブに取り組む。アイヌの口琴ムックリ奏者・パフォーマーとして国内外でアイヌ文化の伝承と交流に努め、2014年、ドイツで開催された国際口琴大会に参加。アニメ「ゴールデンカムイ」ではムックリのパートを担当している。近年は教育機関を中心にアイヌ文化を伝える講演やワークショップをリアル会場・オンラインにて開催。2021年5月よりエフエムおびひろ(JAGA)『anu anu〜母なる森 ハポネタイ〜』にラジオパーソナリティとして出演中。

■私が口琴を演奏するようになったきっかけは、自分のルーツであるアイヌ民族に、ムックリという口琴楽器があることから始まりました。2008年から、アイヌの歌や踊りとともに、ムックリを演奏するようになり、あらゆる場面で演奏を披露してきました。それまでムックリ以外の口琴に興味を持たないできましたが、2014年のこと、ドイツで国際口琴大会があると聞き、世界の口琴演奏をきちんと聞いてみたい、口琴演奏者たちと話してみたい、という思いから参加しました。大会では、サハの子供たちの演奏を見たり、サーミの奏者とセッションしたり、ハンガリーのAirtistsというバンドが、口琴で会場のお客さんを沸かせ、踊りを止まらなくさせている様子をみたりと、と素晴らしい経験をしました。また、300年ほど前に福島県のいわき市の飯野八幡宮で、鉄の口琴が売られていた、ということを知り、とても驚きました。私の父の田舎がいわき市であり、私自身幼いころいわき市で育った、縁の深い土地だったからです。アイヌとして生まれムックリと出会い、口琴の世界が広がり始め、縁の深いいわき市にも口琴の歴史があると知り、私と口琴は、出会うべくして出会っていたんだと思わされました。
www.facebook.com/haponetay/
駒ア 万集 Mashu Komazaki ドゥタール奏者

2015年10月 青年海外協力隊に志願し、音楽教師としてウズベキスタンのブハラ市にある小中一貫校に派遣される。その約一年後、ウズベキスタンの民族楽器ドゥタールの音色に魅了され現地で習い始め、2017年10月日本に帰国後、本格的に演奏活動を開始。ウズベキスタン、タジキスタンの美しい伝統音楽をドゥタールのソロ、弾き語りで演奏するスタイルを確立。ウズベキスタン、タジキスタンの大使館イベント、ライブ、各種コンサート、ラジオ等で精力的に演奏をしている。 2018年9月、ウズベキスタンで開催された第一回国際伝統音楽フォーラム(International Maqom Art Forum)にて、ウズベキスタンの伝統音楽を演奏したことにより、ソリストとして三位を受賞。

■口琴に興味を持ったのは、5年くらい前、東中野で直川礼緒さんの演奏を聞いたからです。ああ、その前にウズベキスタンで初めて見てるかもしれません。そして帰国後レオさんを見て、あれか?あれなのか!?ってなったんでした。すぐ金属の口琴を手に入れたんですけど、口の周りがかゆくなっちゃったんです。それでムックリをやってみたら、口に馴染んで、わりかしすぐ音も出て大好きに!
http://www.mashumushuk.com/
ルーシー ライト Lucy Wright 口琴奏者・歌手

イギリス在住。著名な口琴アンサンブル「ライト ファミリー」の一員(伯父ジョン ライトは、パリの人類博物館の口琴コレクションカタログの編者の一人。同じく伯父マイケル ライトは、国際口琴協会理事)。BBCフォーク アウォードにノミネートされたバンド「Pilgrims’ Way(巡礼者の道)」のリードヴォーカルを6年に渡って務める。2018年、英国笹川財団の助成で初来日。現在は、研究者として、またアーティストとして活躍の場を広げる。今回は、大和日英基金助成を得て、念願の二度目の来日。

■私はイギリスの口琴奏者の家系に生まれ、アングロ・アイリッシュの伝統音楽を専門としています。家族の中で唯一の女性口琴奏者であり、ヨーロッパ全体でも数少ない女性奏者の一人である私にとって、世界中の他の女性の口琴奏者に会うことは重要なことです。ムックリとの出会いは、2006年にアムステルダムで開催された第6回国際口琴大会でのことでした。 切り出された弁を、紐を引っ張って音を出す、そのテクニックに魅了されました。これは、私が演奏する「取り付け弁」タイプの口琴を「弾く」スタイルとは全く異なります。そのとき、ひとりのアイヌの音楽家が、ムックリをプレゼントしてくれました。その難しさといったら!今回の日本滞在で、スキルアップを目指します!2018年に来日したとき、高円寺の「円盤」で日本口琴協会定例会にゲストとして出演し、短いコンサートを行いました。そこで私は多くの日本の口琴奏者や愛好家に出会い、日本に戻ってより多くを学ぶことを決意しました。今回は、残念ながら北海道を訪問することはできませんが、東京でムックリやアイヌの文化について学べることに興奮しています
https://www.lucywright.art/
直川礼緒 Leo Tadagawa 進行

日本口琴協会代表、国際口琴協会理事。東京音楽大学民族音楽研究所共同研究員、アイヌ文化活動アドバイザー。世界各地の口琴フェスティバル、民族音楽シンポジウム等に参加。2005年サハ共和国市民名誉勲章受賞、同文化功労者。2011年第7回国際口琴大会(ロシア連邦サハ共和国)のコンテストで9名の「世界口琴名人」の一人に選ばれる。演奏活動のほか、口琴奏者の招聘公演の企画・制作多数。著書:「口琴のひびく世界」2005、CD:「西比利亜発 電脳空間行」2011、「Music of Japanistan」2014など。
●予約・申込
ご予約は、下記の項目を明記の上、e-mailでお申し込み下さい。
biyooon@koukin.jp
■件名は「ムックリ家の三姉妹」としてください。
■人数
■氏名・ふりがな・電話番号
料金は、当方からの返信を受け取った後、指定のゆうちょ銀行またはみずほ銀行口座にお振込ください
(三菱東京UFJ、郵便振替、その他の送金方法をご希望の場合は、お知らせください)。
ご来場の際、受付にて、お名前をお知らせください。
■受付にて、ドリンク料500円を別途申し受けます。

●前売・予約料金は、2023年3月15日24時までにお申し込みの場合に限らせていただきます。3月16日0時以降のお申し込みは、受付できません。「当日料金」を会場にてお支払ください。
●「当日券」は、定員に到達次第、販売を終了します。
●お問合わせも、上記メールアドレスにお願いします。

●関連の催し
●2023/3/8 惠原詩乃のオンラインイベント「詩乃の部屋」第2弾「アイヌと世界をつなぐ心の旅」vol. 2 直川礼緒さん
20:00-22:00 「口琴を通して見えてきた世界」 ゲスト:直川礼緒(日本口琴協会代表)
詳細は、Facebook「ハポネタイ」へ。

●ちらし