■「円盤NEWS 2011年7月11日月曜日」より

◎「日本口琴協会会長の初CD発売しました!」
円盤オープン時から続く長寿イベント
日本口琴協会の会長初のCD
「西比利亜発電脳空間行(from SIBERIA to CYBER-AREA)」
出来ました!
世界一小さく美しい楽器「口琴」。
jaws harp、ホムス、北海道アイヌのムックリなど、世界中で様々な呼び名で親しまれる楽器。
口にあてて弁を弾いて「ビヨヨ?ん」と音の出るあの楽器。
その口琴は世界大会もあるくらいの認知も高く愛されているのですが、
その世界口琴大会では審査員も務め、さらに口琴研究の第一人者として世界中に知られ、日本口琴協会を主催する会長。
それがこのCDの主役、直川礼緒さん。
元たまの知久寿焼や、ヒカシューの巻上公一、劇団時々自動なども、
口琴に関しては一目も二目も置く
「この世界の凄い人」
それなのに、なぜか本人はなかなか表に出たがらず、なんとこれが初の単独作品です!
演奏がヘタな研究者だから、ではまったくない、
どころかその逆に、プレイヤーとしても本当に個性的で、
世界の口琴奏者たちがハッとするようなオリジナリティー溢れまくるプレイを繰り出す人でもあるのです。
ピアノからキャリアが始まり、その後シンセサイザーを自作し始め、
さらに「不思議な音」を求めてたどりついたのがアフリカのカリンバ。
彼の地に赴きカリンバ演奏を学び、
世界各地の民族楽器に触れる中で、いつの間にか口琴にどっぷり。
それから四半世紀。
世界の口琴を味わい尽くし、使い倒して来たマスターが
ついにその楽器の可能性を自ら見せます。
ゲストに日本を代表する尺八奏者の中村明一
ネパールのシタール奏者のサワン・ジョシ
そして火おこしスピード世界一として知られる奇才・関根秀樹が、空を切る振り回し楽器や、ヌンチャク(!)で参加!
録音はHOSE、かえる目のメンバーであり、mmm(ミーマイモー)やテニスコーツの録音でも知られる、宇波拓。
驚きのモワレ効果たっぷりのジャケット装丁は、
創作折り紙やこけし本、さらには粟津潔展覧会などのデザインで知られる気鋭のデザイン・チームcochaeが担当!
ダビング無し、ノンエフェクトの自然音だけで作ったとは信じられない音の魔法があなたの耳を刺激し、マッサージし、来るべき未来へ誘います。
驚きの音世界へ、ぜひ!
自信作です!
(円盤店主 田口史人)
■「…脳を刺激する不思議ななにかをこの楽器は持っている。そんなことを伝えてくれる力作だ。」 (小山守) ミュージック・マガジン8月号 「アルバム・ピックアップ」
■「…リズムもあればメロディはもちろん、倍音調整によるハーモニーまで可能な、完全楽器【口琴】を知るに最適の一枚。」(星川京児) 邦楽ジャーナル9月号「CD Review」
◎ CD購入は、「びやぼん屋>びやぼん屋CD売り場」にて。